[第4話]し郎

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 高校生の頃、学校へは行かずに好き勝手やっていた。俺は、アイドルマニアでヤンキーだ。  俺の名前は、し郎。  アイドルの追っかけをしつつ、地元チームの集会にはいつも顔を出していた。チームのメンツは誰一人、俺がアイドルの追っかけをしていることなど知らない。  喧嘩は誰もが認める強さ。だけど俺は、喧嘩には強くても、アイドルの笑顔には弱いんだ。  明日は人気アイドルの握手会。明日の為にも早く寝ようっと。
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