[第4話]し郎

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 次の日の朝。  早起きした俺は、入念に手を洗い、ウキウキの状態で列に並ぶ。  さすが人気アイドルの握手会だけあって、開始予定時間が数時間先であるにも関わらず、俺の前にはたくさんの人が並んでいた。  ようやく時間になり、低音の声援がこだまする中での挨拶。その後、ついに握手会へと続くのだ。  その時、携帯が鳴った。
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