2人のダーリン

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―遡る事、一昨年の12月。 私は幸せに満ち足りていた。 「僕達…結婚しよう!」 それは当時、私が交際していたイタリア人の彼からのプロポーズの言葉だった。 彼は「日本戻った時、結婚してくれますか?」そう確かに真剣な表情で私に言った。 勿論私の答えは決まっていた。 誰よりも彼を心から愛していた。 「…うん。」 私は照れて小さく頷きながらそう答えた。
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