帝国十二将編

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陽平『今井亜里紗、玉流中学校出身。中学時代からなかなか気合いの入ったヤツだと聞いた』 悠貴『黙ってたらそうは見えないけどね』 駿介『…』 陽平『怖闇斗夢(ファントム)ってチームに入ってる。』 駿介『聞いたことある名前だな』 悠貴『俺も俺も!!』 陽平『レディースの族ながらかなりでかい力持ってるらしい』 3人は亜里紗の後ろ姿を見る。金髪の髪は背中の中ほどまであり、歩く度に左右に揺れる。 悠貴『でもなんでまた帝国なんかに?』 陽平『さぁ~?でも直ぐに交代するでしょ。駿介もそう思うだろ?』 陽平は駿介の方を見る。しかし、駿介は答えずに亜里紗の方に歩を進めた。 悠貴『おい!?』 駿介『A組の坂門駿介』 亜里紗『えっ!?』 駿介『よろしく』 亜里紗『馴れ合いは好きじゃないんだけど』 駿介『そんなつもりは無いよ。ただ隣の組束ねてるヤツがどんだけ強いか知りたいだけ』 亜里紗『バカにしてんの?女だからって舐めない方がいいよっ!』 と言い終わると同時に駿介の顔を殴る。 悠貴『っ…』 陽平『あらまぁ~』 悠貴と陽平はそんな亜里紗と駿介を見ていた。 駿介『………なるほどね』 亜里紗『ウソ…』 駿介『いい拳持ってんじゃん』 亜里紗『あんたなかなかやるね』 駿介『まだまだだよ』 亜里紗『あっそ。やっぱり此処に入学して正解だった。またね、駿介』 亜里紗はそう言うと背を向けて歩いていった。
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