10人が本棚に入れています
本棚に追加
廊下を歩く駿介に悠貴が近づいて話し掛ける。
悠貴『お前が代表になったのか?』
駿介『どういう意味だよ?』
悠貴『なんか関心なさそうだったからさ』
駿介『クラスに俺より強い奴が居なかった。ただそれだけ』
悠貴『ふーん』
とそこに陽平がやって来た。
陽平『何の話してんだよ、悠貴?』
悠貴『世間話だって。あっ!駿介、こいつは楠田陽平。同じ中学だ。』
陽平『よろしく。お前は確かA組の坂門駿介だったよな?』
駿介『そうだけど。お前名前覚えんの早いな』
悠貴『地元じゃこいつは歩くデータベースって呼ばれてたんだぜ』
駿介『なら聞きたいことがあるんだけど』
陽平『何でもどうぞ』
駿介は前を向く。目線の先には亜里紗の背中があった。
駿介『今井亜里紗って何者?』
悠貴『俺もそれ気になってた』
2人は陽平を見る。陽平は咳払いをすると
陽平『2人とも目の付けどころがイカついねぇ』
悠貴『冗談はいいから』
最初のコメントを投稿しよう!