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~店内~
椎名の後を追って入っていった俺だったが……
修弥:「椎名?」
まず、椎名を見失った。
修弥:(あいつ、どこ行った?)
俺は仕方なく店内を回って捜す事にした。
そして…
~ベースコーナー~
修弥:「椎名!」
椎名は俺の声にビクッと反応した。
希里:「あはは~」
修弥:「で、何をしてるんだ?」
椎名は俺に赤いベースを見せてから、
希里:「ん、試奏だよ。」
修弥:「はぁ、」
希里:「あ、そうだ、」
修弥:「?」
希里:「すいませ~ん!」
彼女は、店員を呼んだ。
店員:「はい。何かご用ですか?」
彼女は、俺を指差し、
希里:「あの人に、エレキギターの試奏させてくれない?」
修弥:「!?」
店員:「はい、わかりました。」
店員はどこかに消えたかと思ったら、すぐに青いエレキギターを持ってきた。
店員:「では、お客様。」
修弥:「あ、はい。」
俺はギターを受け取り、椎名の隣に座った。
修弥:「お前、ふざけるなよ。」
希里:「まぁまぁ、そう言わずに、適当でいいから弾いてみてよ。」
希里はベースを鳴らしながら話す。
修弥:「はぁ(-.-;)」
俺は、ギターを適当に弾いた。
……
……
…………やば、
楽しいかも、
俺が調子乗って弾いてると、
希里:「よし、やっぱり修弥はギターだよ。」
修弥:「?」
希里:「すいませ~ん!」
店員:「はい?どうされました?」
希里:「このベースいくら?」
店員:「そちらのベースは、35000円となっていますが、」
希里:「じゃあ、そっちのギターは?」
店員:「え~と、こちらは、45000円ですね。」
希里:「修弥、45000円もある?」
修弥:「バカか!お前は!」
希里:「はい……(;_;)」
けど、俺はギターをやってみたくて仕方がなかった。
修弥:「15000円位のはありますか?」
希里:「へ?じゃ、じゃあ、私もそれぐらいのありますか?」
店員:「あ~、はい。ありますよ、今持ってきますね。」
店員は走っていった。
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