第1章 ~始まりの音~

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~店内~ 椎名の後を追って入っていった俺だったが…… 修弥:「椎名?」 まず、椎名を見失った。 修弥:(あいつ、どこ行った?) 俺は仕方なく店内を回って捜す事にした。 そして… ~ベースコーナー~ 修弥:「椎名!」 椎名は俺の声にビクッと反応した。 希里:「あはは~」 修弥:「で、何をしてるんだ?」 椎名は俺に赤いベースを見せてから、 希里:「ん、試奏だよ。」 修弥:「はぁ、」 希里:「あ、そうだ、」 修弥:「?」 希里:「すいませ~ん!」 彼女は、店員を呼んだ。 店員:「はい。何かご用ですか?」 彼女は、俺を指差し、 希里:「あの人に、エレキギターの試奏させてくれない?」 修弥:「!?」 店員:「はい、わかりました。」 店員はどこかに消えたかと思ったら、すぐに青いエレキギターを持ってきた。 店員:「では、お客様。」 修弥:「あ、はい。」 俺はギターを受け取り、椎名の隣に座った。 修弥:「お前、ふざけるなよ。」 希里:「まぁまぁ、そう言わずに、適当でいいから弾いてみてよ。」 希里はベースを鳴らしながら話す。 修弥:「はぁ(-.-;)」 俺は、ギターを適当に弾いた。 …… …… …………やば、 楽しいかも、 俺が調子乗って弾いてると、 希里:「よし、やっぱり修弥はギターだよ。」 修弥:「?」 希里:「すいませ~ん!」 店員:「はい?どうされました?」 希里:「このベースいくら?」 店員:「そちらのベースは、35000円となっていますが、」 希里:「じゃあ、そっちのギターは?」 店員:「え~と、こちらは、45000円ですね。」 希里:「修弥、45000円もある?」 修弥:「バカか!お前は!」 希里:「はい……(;_;)」 けど、俺はギターをやってみたくて仕方がなかった。 修弥:「15000円位のはありますか?」 希里:「へ?じゃ、じゃあ、私もそれぐらいのありますか?」 店員:「あ~、はい。ありますよ、今持ってきますね。」 店員は走っていった。
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