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雨宮先生が帰った後
修弥:「おい!椎名!いい加減にしろ!」
希里:「えぇ~~、もうちょっと。」
椎名は、未だにアンプとじゃれあっている。
修弥:「ハァ~~~」
俺は、腹に力を込め
修弥:「椎名!」
希里:「は、はい!」
希里は、ようやく落ち着いたようだった。
希里:「で、何?」
修弥:「お前、何か忘れてないか?」
椎名は、少し悩んで
希里:「あっ!」
修弥:「おっ!」
希里:「ベース忘れた!」
修弥:「違うだろ!」
希里:「じゃ、じゃあ何?」
修弥:「メンバーだよ!俺達だけじゃ、バンドにはならない!」
椎名は、『それも、そうだね~』とでも、言いたそうな顔をしている。
希里:「じゃあ、まずはメンバー集めだぁ!」
修弥:(大丈夫か?こいつ?)
俺がそう考えている内に
希里:「それじゃあ、レッツゴ~!」
希里は、1人で出て行きました。
修弥:「あいつは、どうして、いつも、いつも、面倒くさい事を増やすんだ。」
俺は椎名の後を追うことにした。
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