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気がつくと、一階の階段の下に倒れていた
起き上がり、昇降口から外に出た俺は、付近を見回す
見慣れた風景は、そこにはなかった
赤黒く染まった空
風の音すら聞こえない静寂
倒れている生徒たち
不意に、上の階から足音が聞こえて、慌てて階段の下に戻り隠れる
降りてきたのは、学校の生徒たち
だが、様子がおかしい
腕は垂れ下がり、肌は青白く、流血している
俺が混乱してるうちに、昇降口を抜けて出て行ってしまった
俺も、後を追って外に出た
その時、後ろから口を誰かに塞がれた!?
振り払おうとした瞬間
?「暴れるなギオ!俺だよ、Sだよ」
いきなり聞こえた友達の声、横目に見ると、確かにそこにはS(男)がいた
俺が力を抜くと、手放され、昇降口の奥にあるトイレについてくるよう指示された……
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