100人が本棚に入れています
本棚に追加
/73ページ
――――――――
君はもぉ抜け出せない
"こらっ！ユチョン！！何回ダメっていったらわかるの！？"
俺は今……○○に説教されてる
正座はきついけど…
君の怒った顔もまた可愛くて
怒られてる気にならない
"聞いてる？"
怒った顔で顔を近づけてくる
『うん｡聞いてる…聞いてるよっ』
"じゃあなんで聞きながらニヤニヤするの！？"
やばっ！！可愛さにみとれて
俺ってばニヤニヤしてたの？
"絶対に聞いてなかったでしょ！！もぉー知らない！！ユチョンなんか……勝手にすっ…ればいいよっ！タバコばっかすって…はいがっ…ボロっ……ボロになって…うっ………"
少し声をかすらせながら怒る君
ついに君を泣かせてしまった
『ごめん…ごめんなさい｡○○泣かないでっ』
泣いてる君を抱きしめようと
立ち上がった途端
足がヨロヨロ
正座してたから
足に痺れがはしって
上手く立てない
"ぶはっ(笑)なにしてんのユチョン！しっかり立ってよ(笑)"
あれ？涙は？
"今回はこれで許すけど､次またタバコすってたら許さないからね！"
きみは笑って
僕の痺れた足を触りながら言う
泣いてたのは演技？
君にだまされた
そんな君が愛おしいほど好き
僕はもぉ
(君から)抜け出せない
fine.
最初のコメントを投稿しよう！