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語る者
「英雄の名を持つ者よ。
その鋭き剣を我に見せてみよ」
コウリュウ
「俺には、愛しい人がいる。
その子を守る為には力が必要だった」
「だから俺は、強くなった。
彼女を救うためには
倒さなくてはいけない奴がいた。
だから俺は強くなったんだ」
紡ぐ者
「正義の名を持つ者よ。
そなたの鋭き刃を見してみよ」
マサ
「俺は、大切な人を失った。
守らなくちゃならない人だった。
だけど…俺は守る事が出来なかった」
「彼女…妹は、無念の死を遂げた。
妹を手に掛けたあいつを
裁く力が必要だったんだ…!」
語る者
「英雄を知る者よ。英雄を憎む者よ。
貴様は何故[なにゆえ]、
英雄を憎むのだ?」
マユ
「彼は私の大切な人を
その剣で殺めました。
そんな彼を私は…許すことができない」
紡ぐ者
「正義を知る者よ。正義を恨む者よ
そなたは何故[なにゆえ]、
正義を恨むのだ?」
ソウル
「彼奴は俺の大事な親友を、
無実の罪で裁きやがった」
「俺の親友の人生を、
罪なき罪でぶっ潰したんだ。
そんな彼奴を、俺は許せない」
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