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エチェ:ギンガ!?
ユウキ:必要ナイ
ギンガ:くそっ!!エチェ!!
(SE:剣が頬を掠める音、腕に小刀が刺さると同時に体に突き刺さる音)
ギンガ:がはっ……!!
エチェ:きゃあ!!ギンガ!!
ギンガ:エチェ、姫……お逃げ下さい……
エチェ:嫌です!!ギンガ!!早く、早く私の前から退いて!!お願い!!
ギンガ:駄目です……覚悟の上、と言いましたから……つはっ
ユウキ:ギ、ンガ……退ケ…ソウシナイト俺ハ…
(SE:ドサッと倒れこむ音)
ギンガ:エ、チェ…
エチェ:ギンガ!?ギンガ!?起きて!?一緒に逃げましょう!!ギンガ!!起きて、起きてぇ!!
ユウキ:……はぁ、はっ…姫……早く、お逃げ下さ…い……
そうでなければ私は大事なものを失う…手をくれに、な…る
ギンガを連れて、二つ隣の国へ…
エチェ:私は……私はあなたを信じていいの、ですか?
ユウキ:馬を…私の馬も一緒に……そこでお売り下さい
そしてギンガの治療が済んだら…ここから一番離れたヴァーシアに…
(SE:馬の鳴き声と共にユウキが倒れる音)
ユウキ:はぁはぁ……そこの男…先ほどから見ていたな…こっちへ来い…
ノイル:バレてました?でも俺は、アンタを助けるつもりはないっすよ
ユウキ:俺は構わない…姫とその男を連れて、ヴァーシアへ…
ノイル:どうしてアンタに命令され…
ユウキ:(ノイルが言い終わる前に)早くしろ!!今ここで俺に殺されるのとどっちが、いい?
ノイル:わかりましたよ。貸し一ってことで
(SE:場面転換)
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