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【手紙】
あの時とは
お互いかわって
あなたも恋して
あたしも恋して
そうやってまた
まったく違う
道を
歩いているね
一緒に歩いた道は
もう
遠すぎて
振り向いても
見えないけど
でも思い出は
このカバンに
入ってるょ
抱き締めてくれたぬくもり
思い出すと
なんか胸が痛いょ
仕事から帰ってきて
玄関から音がすると
あたしがお帰りって
迎えると
ただいまって
抱き締めて
毎日キス
してくれてたょね
夜二人で散歩して
あたしが
いい匂いのお花
みつけて
そこから離れなかったら
恥ずかしいよって
あたしをせかしたよね
はじめてのデート
あたしが車酔いして
海辺で休んだ時
あたしの頭
そッとなでてくれたね
照れ臭くて
ドキドキして
顔みれなかったよ
そのあともらった
手作りの指輪
結婚式みたいに
指にはめてくれた
ちょっとぶかぶかで
あなたのやさしさが
暖かかった
喧嘩した時
泣いてぐずるあたしを
いつも許してくれたね
いつもやさしく
だきしめてくれたね
あなたの肩が
あたしの涙で
よく濡れてました
ごめんなさい
一年記念日
外食のあと
外が寒くて
震えてたあたしに
上着かけてくれました
このやさしさが
あたしだけのもので
ずっといてほしいと
思いました
はじめての
ペアリング
離れていても
繋がってる証
心強かった
となりで寝てるあなた
ぽかんと口あけて
赤ちゃんみたいに
かあいくて
そっとキスしました
おっきな手
絡めたまま
あなたに包まれて
眠りました
あなたは
どんな時でも
あたしを一番に考え
大切にしてくれました
別れは
たくさん傷つけあったけど
あなたを
キライになんか
なれない
バカなあたし
あたしが悪くて
あなたは
何も悪くないから
ありがとう
愛してると言われたこと
わすれません
お嫁さんになってって
涙が出るほど
嬉しかった
シアワセになってください
ありがとう
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