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「条件覚えてるか?」
「…は…い」
消え入るような声で頷くフローラ。
やはり、力いっぱい頷けるようなことではないのだろう。
なにより、ここで嬉しそうに頷かれると俺が萎えてしまうに違いない。
俺はイチャイチャするのも嫌いではないが、嫌がる相手を無理矢理に押さえつけてヤるというのも好きなのだ!
「じゃあとりあえず服を脱げ」
「え!?」
弾かれたように俺を見るフローラ。
目は信じられない、とでもいいたげに見開かれている。
「こ、ここで…ですか?」
「何か問題でも?」
「………ぃぇ」
「だったら早くしろ」
「………はぃ」
震える手で服に手をかけるフローラ。
そこで俺は振り返り、部屋かで出ようとするアルガッドを呼びとめた。
手を爪が食い込む程強く握り、顔には一つの感情が浮かび上がっている。
嫉妬である。
ああ、なるほど…と俺はあることに気づく。
俺は好奇心に身を任せて声をかける。
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