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昼食は自室に置いてあったコンバットレーションで済ませて、少し早めに司令室へと足を運んだ。
廊下ではすれ違う部下は多く(部下とは言っても年上の方が大半なのも現実だが)、挨拶をされる度に気を張らなくてはならないため少し疲れる気がした。
「今日のお昼は何を食べたの?」
そんな男ばかりの中から女性の声が顔を出す。
「まさか、またレーションなんていわないわよね?」
医務室のドアに寄りかかりながらその女性は、軍医のミムラさんは質問を続けた。
「あ、いや、ちゃんと食べましたよ、ははは。」
「へぇ、1240に格納庫から出てきて、5分で何を食べたのかしらねぇ?」
ヒールこそない物の、床をコツコツと鳴らしながら近寄ってくる。
「いや、チューブのパスタを…」
「それもレーション!まったく何度言ったらちゃんとしたご飯を食べるようになるのよ。」
大声の後はフラフラと力なく悩む素振りを見せつけてくる。
「いつ出撃って言われるかわからないんだから。ちゃんとご飯は食べなさいよ!」
あなたのお父さんも悲しむわよ、なんて付け加えて。
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