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「さーて!出陣じゃああああああああああああああ!!!」
「Σ何処に!?」
確かに出掛けるとか言ってたけど、僕は承諾してないぞ!
ただでさえ自室から出るのだって勇気がいる事だったのに、意気なり城を飛び出す真似、僕の口から心臓を出せと言ってるに等しいんだからなっ!!!
「甲斐の真田の所だ」
「ゆっきーだぞ♪ゆっきー♪」
誰だよ、ゆっきーって!?
ゆってぃしか知らないぞ、僕!
小十郎さんが跨がる馬に乗った奈津美。
必然的に筆頭株主の馬に僕が乗る事になる。
「留守番してるよ」
「何言ってんだ。
お前も行くんだよ」
「無理。
外は怖いんだ。馬も怖いんだ。
だから僕は行かない」
「Ahー?
我が儘言うんじゃねーよ」
ひょいっと抱え上げられ、強制に馬に乗せられた僕。
降りようとした僕の防具[牛若丸の布]を取り上げられ、病的に欝ってしまった。
「ううっ‥、お天道様が憎い」
「黙ってねぇと舌噛み切るぜ。
甲斐までRace[レース]だ!
a you ready?」
「Yes!」
「Let's go!go!go!go!!!!」
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