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ぴゅ～～、
悪戯な風に巻き上げられ、紙吹雪となった元官能小説の残骸を涙ながらに見つめた。
まだ、奥様［由美さん］と宅配人［拓也］との濡れ場を読んでないのに‥（泣）
「あんな下品なモン読むんじゃありません！
ママン、悲しいわ！」
「ＢＬは下品じゃないのか？
ＢＬだったら良い訳か？
オメー、いつ僕の母ちゃんになったんだよ。
僕はオメーみてぇな腐女子から産まれた覚えはねぇわ！」
「まったく油断を突くとは‥、
世の汚れた男共に貞操帯を着けなければ‥、
手始めによっちゃんに貞操‥」
「Σ黙らっしゃああああい!!!
テメーはさっきから真っ昼間に相応しくない単語を恥じらいもなく言うんじゃねぇええ!!!」
「Σぐぅはあああ!!!
あ、あ‥、狂愛の鉄槌ｯ!!!」
ドスッ、
華麗なる右アッパーを喰らった奈津美は、ハァハァ息を荒げ、鼻血を撒き散らした。
キモい。
友達に対して素直にキモいと吐き捨てれる僕って最強。
「ハァハァ‥、
よっちゃんのパンティ‥」
「‥‥‥‥」
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