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清風学院に向かう道を葵と優は歩いていた。
葵『なぁー優。新しい学校って、どんな所かなぁ?楽しかったら良いな♪』
優『さぁな…楽しいと思うかは、葵自身だろ。』
葵には目もくれずに、小説に目を落としながら優は呟く。
葵『相変わらず冷たいな。
ちょっとは、優しくしろよな…。』
優『何を今更。中学の頃からだから、もう変わんねぇよ。』
葵は優に聞こえるようにわざと溜め息をついた。
横から鋭い視線が刺さって来るが、あえて無視する。
優『あっ!!やっと見えてきた。』
清風学院の校門はもう見えていた。
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