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まさみくんとの関係は続いていた。
まっちゃんには悪いけど、気持ちには応えられないと連絡をとるのを辞めた。
まさみくんとの時間を作りたかったから。
まさみくんと2人で飲みに行ったとき、事件は起きた…
まさ「聞きたいことあるんだよね」
り「なになに?」
まさ「隠してることあるでしょ」
わたしはいきなりで一瞬わからなかった。でもすぐに頭に浮かんできたのが"彼氏"だ。
まさみくんにはわからないはず…と思いながらとぼけていると、言われてしまった。
まさ「彼氏いるんでしょ」
まゆみが古池さんに言ったのを古池さんがまさみくんに言ってしまったらしく、わたしは焦った。
り「ごめん。言ったら会えなくなると思ったから言えなかった」
そう言うと「実は…」とまさみくんが言いにくそうに話し出した
まさ「俺も隠してることがあるんだよね」
わたしはまた頭をフル回転させた。まさかな、と思いながら聞いてみた。
り「彼女がいるの?」
まさ「ううん、彼女は、いない」
何かがひっかかった。
彼女がいないのなら…?
まさみくんは26歳だ。ありえない話ではないが…
り「結婚してるとか?」
まさ「…うん」
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