6人が本棚に入れています
本棚に追加
気付かない振りしたって。
何をしたって。
あたしにとって彼等は、唯一の心の拠り所。
一人部屋に戻ってきても、結局皆の声聞いてる。
盗み聞きじゃないよ?
わざとらしく喋るんだもの。
『こんどさー、花火大会あんじゃん?』
誰かが言った。
『あるねー。』
『俺さ、行きたいんだよねー!!
スカブに女乗っけて!!!』
行けばいいじゃない。
早くあたしから離れて。
心配しないで。
あたしに自由なんて無いんだから。
最初のコメントを投稿しよう!