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この男共は、翔が認めた奴ら。 家族同様の扱い。 故に、我が家に出入り自由な訳だ。 因みに、我が家は家に誰一人として居なくても、鍵を掛ける習性がない。 だから、用事から帰ってきて、家の庭にバイクが置いてあって、リビングに入ると、麦茶を悠長に飲んでる彼らを見かけるのは、珍しくない。 『ほら、たんとお食べ。 よく噛むんだよ。』 岬『いつの時代の人?』 『戦争時代?』 剛『馬鹿だろ。』 『うるせー。』 年上のあたしに、こんなため口聞くのは、心を許してくれてるからであろう。
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