手紙

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「お前は本当に使えないヤツだ」 僕はいつも誰かに謝っている。 何をやっても上手くいかず、謝罪の弁だけが上達しているようだ。 そして、ある頃から、僕の仕事は謝ることだ、と思うようになっていた。 『いいか、勉強だけできたって、仕事が上手くいくとは限らない・・・』 ここから先は筆が進まず、便箋をそのままにして布団に潜り込んだ。
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