楽しい学校

4/4
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
不意に、携帯電話から、メールの着信を知らせる音楽が流れる。 僕宛にメールが送られること自体が珍しい上に、こんな夜中に・・・ 迷惑メールの類いだろう、と開封すると、それは母からのものだった。 「誕生日おめでとう。あなたが生まれたのも、今くらいの遅い時間だった・・・」 そうか、今日は僕の誕生日だったのか。 「ありがとう。元気にやっているよ。心配いらない・・・」 それは、2つ目の嘘。 でも、これっきりにする嘘。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!