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愛車に乗り込むと、エンジンをかけて発車させる。
家を出てバックミラーを見ると家の前で金子が頭を下げていた。
車のなかで、一人ため息をつくと、マンションではなく海に向かう。
海につくと、砂浜には行かず、車によりかかりながら考える。
私は、地位も名誉もいらない、ハル君と幸せな家庭を築きたい。
たったそれだけなのに、犠牲がおおき過ぎる。
ハル君と結ばれても、両親からは喜ばれないのがわかる。
私は、ハル君を忘れないといけないのだろうか?
一つの考えを巡らし車に乗り込み、自宅に向かう。
昂君に会ってみよう。
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