☆Story3☆

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小鳥の囀りとともに目が覚めるといつもの通り冷蔵庫からエビアンをとりだして一口飲む。 一人暮らしには大きすぎる綺麗に片付いたキッチンをみると、昨日の事が夢だったんじゃないかと思う。 エビアンを冷蔵庫に仕舞おうとトビラをあけると、小鍋が入っていた。 小鍋を取り出すと。 小鍋の上に蓋がしてあり、蓋に。 [未来の社長婦人へ。 きちんと、朝食を摂るように] と書いてあった。 何故私が朝食摂らないのをしってるのよ。 中身はご丁寧に私の好きなビシソワーズ(冷製ジャガイモスープ)だし。 しかも社長婦人って…… 私はハル君のもの。 けれど、私はこれまで自由にさせてもらったお父様のためにも出来ることをしないといけないのかもしれない。 例え、会社の道具になったとしても……  
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