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彼が社会人になって初めての昨年のクリスマス。
彼からプロポーズを受けた。
もちろん返事はすぐにした。
「おねがいします」と。
しかし、林檎の両親にその事を伝えると、両親から待ったがかかった。
理由は
「社会人としてまだまだ未熟だから」だそうだ。
何度か説得を試みたが、彼に会ってくれないどころか、林檎の話も聞いてくれなかった。
林檎は彼に自分達だけで結婚しようと言ったが、「林檎の両親にもきちんと祝福されたいから」と言って毎日仕事を頑張ってくれている。
林檎はそんな彼が本当に大好きだった。
朝食を食べ終えると、林檎が食器を洗う。
そんなとき、彼はお皿を洗っている林檎を後ろから抱きしめる。
「ハル君洗えないよ」
あらいものの邪魔にならないように抱き直す彼。
「……林檎を充電中……」
なんとかお皿を洗い終えると。
「林檎が食べたい」
そう言って林檎を抱き上げると寝室に連れていきベットに落とす。
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