☆Story1☆

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会うたびに体を重ねても、もっとひとつになっていたいと思う。 一人でいるよりも、彼といる時のほうが自然な自分がいて、求められる日々が至福の時だと思う。 こんなに好きなのだから早く一緒になりたいと思うのに、何故両親は反対するのだろうか? たった一人の二つ年上の兄は、先日結婚した。 相手は私より年下で、大学も、一年留年していた。 兄は結婚できて、私は結婚できない。 そんな二人を私は心からお祝いすることができず、式のあと呼ばれていた二次会に参加せず、彼、ハル君の元へもどってしまった。 それ以来実家や兄とは連絡をとっていない。 けれども、そんな状態でも二人の幸せのために頑張っている彼をみていると、このままじゃダメだときづかされる。 でも、どうしていいかわからない私は、ハル君の腕の中にいることで、今の幸せを噛み締める。 あぁ、ハル君との将来のためにもう少し頑張ってみよう。  
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