始まりのマーチ

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少しの沈黙の後に続いた言葉 今度は俺が言葉を失う番だった 「……っ」 なんとか必死に平静を取り戻して 「ははっ。冗談でしょ。"相手"の意味分かってる?」 軽く返した でもあんたは 真剣な顔をしたまま 俺のことを真っ直ぐ見て目を逸らさない …落ち着かない。 焦りながらさらにふざけた調子で続けた 「分~かった!ヒョン寝ぼけてんじゃないの?早く寝なよ」 部屋に戻らせようと俺はユノヒョンの腕に手をかけた その瞬間
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