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広場中央でさっきの通り胸に掌を当て、心を静かに落ち着かせる
『…ペルソナ』
言うや否や洸を眩い光が包み、洸の姿を隠す
紀乃はあまりの眩しさに目を眩ませ、光が落ち着いてきた所で目を開ける…とソコには見たこともないモノが浮いている
『ななな何それ』
動揺を隠せず焦りまくってる紀乃に満足した洸は、簡単に説明する
『名前はミリーナ。で、さっき言ったペルソナ…もう一人の自分ってヤツさ』
言ってミリーナに向かい合い
『なぁミリーナ…』
洸の真剣な顔に、ミリーナも真剣な顔になり、なに?と返した
『…さっきの光一々出さなきゃ駄目か?』
……
『…嫌なら普通に出てくるけど…』
その程度の事か、と落胆し適当に返す
『じゃあコレからは普通に出てきてくれ』
ハイハーイと片手を少し挙げ答えた後に、
あっと声をあげたミリーナに対しどうしたのか聞くと
『私は基本夜にしか呼び出せないから、ソコんとこ宜しくね~』
『了解…別に満月じゃなくても良いのか』
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