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緋呂「そうか……あの陽神が…か」
遥姫「…ん?何か嬉しそうだね」
緋呂「ハッ失敬な!…でも哀しいとは思わないな」
言葉通り悲しそうではなかった。
遥姫「貴方…性格変わったわね?昔だったら悲しそうにする筈なんだけど…」
緋呂「こんな所に幽閉されて正気で居られる方がおかしい」
遥姫「ま、それもそうね」
さて、と言うと牢の錠を開けた
緋呂「何のつもりだ?」
遥姫「陽神亡き今、一人でも多くの戦力が必要だからよ」
「……ってのは建前で本音は貴方に世界再生を続けて欲しいの…」
緋呂「……有難う」
礼を言うと同時に姿が消えてしまった
その背に言うように呟いた
遥姫「……私たち陽の陣営は何時でも貴方の味方だからね?」
だから、もう少し甘えてよ……と
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