敵対する者

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緋呂「何か本当に最近おかしな事が立て続けに起こってるな…」 「さて、善人の捜索に行きますか…」 低空飛行を続けること20分で、新たな戦火が起こってる所を見つけた 先ほど起こったばかりなのか死傷者が少なかった 緋呂「おい、お前らもういい加減にしろ!」 前回の失敗を繰り返さないようにする為に善人の前に立ち、 盾とするようにし、言葉での交渉を始める 悪人「五月蠅い!貴様なんかに何が分る」 が、しかし相手は悪人話は通じないようだ 緋呂「あぁ、分らないさ!」 「だが、善人を殺して金や食料を奪っても、結局は一時凌ぎでしかないんじゃないのか?」 「だったら不毛な循環を断ち切って、共存の途を選べばいいじゃないか!」 悪人「………」 話が少しは通じてきたようだ…と思われたが… 悪人「えぇい五月蠅い!一時凌ぎだろうが取り敢えず俺らは今を生き抜く事が必要なんだよ!」 言い放ち、斬りかかってきた だが、緋呂は避ける事をせず、そのまま剣を振い、相手の剣を叩き割った 当然の如く相手は驚く 何故なら二つの剣は何ら遜色もなく材料も変わってなさそうだったからである 緋呂「確かに今を生き抜くのは大切だ」 「だが、その為に命を奪っても良いのか?」 悪人「…ッ!」 その言葉は確かに相手に響いたようだった…
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