決別

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一度天界へ戻る決心をした緋呂はとある人に会いに行った。 それは、天界、人間界双方から絶世の美女と黙される、万条 佳奈だった。 それで尚、天界一の能力者である。 緋呂「才色兼備とは良く言ったもんだ」 緋呂は苦笑気味に言う 佳奈「あら、珍しい。今日はどんなご用件で?」 緋呂の声に気付いた佳奈は振り返りつつ言った 緋呂「力の封印は出来るか?」 深刻な表情で言い放つ 佳奈「やはり、あの事の件でしたか」 緋呂「何で知っているんだ?!」 佳奈「此処から視ていましたから」 佳奈の表情からは嘘は感じ取れない 佳奈「まだ世界再生は続けますか?」 緋呂「……あぁ続ける」 佳奈「そうですか…なら、何を言っても無駄ですね」 緋呂「……悪い」 佳奈「では、其処の魔方陣の上に立って下さい」 佳奈「少し痛みを伴います。そこは我慢してくださいね」 緋呂「……分かった」 佳奈「では、始めます」
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