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Kside
「早く着きすぎたかな…」
ボソッと呟いて時計に目をやればまだ時間30分前。
「はぁ…なんでこんな早く来ちゃったんだろ…?」
と言ってはみるものの理由は分かりきっていて、ふと昨日の自分を思い出す。
「明日遊びに行っていい?」
…ってちょっと首傾げながら言ったらじんは一瞬キョトンとした顔した後、かなり慌てながら
「ももっもち、もちろんっ!」
って何度も頷いてたけど…なんで焦ってたんだろ?
まぁ別に気にする事なく
「じゃあ…明日11時に」
って言って別れたんだけど。
今の時間は10時35分。
どんだけ~…(汗)
仕方ないじゃん。ダメ元で聞いたらもちろん、って返ってきたんだから。
ちょっとだけ…あくまでちょっとだけだかんな?ちょっとだけ嬉しくて…だからちょっとだけ早く来ただけだし。
と、こちらも妄想に浸っていれば不意にドアから声が。
A「…ってあと20分しかねぇっ!やっべ…妄想してる暇ねぇしっ(汗)」
K「……妄想ってなんだよ」
と言いながらドアをノックしたら慌てた様子でじんがドアを開けた…
A「ちょ、おまっ…早すぎんだよっ!ばかかめっ!」
…と同時にこの罵声。
思わず笑っていたら部屋の中に通された。
罵声を浴びせた割にはきちんと片付いてたから少し驚いてぼーっとしていたら不意に…
A「飲み物は?何がいい?」
なんて聞くから…
K「へ?」
…なんてスッゲー間抜けな返事しちゃったし…(汗)
おい、笑うな、バカ西。
K「笑ってないでコーヒー。」
ちょっとムスッとしながら言ったら慌ててコーヒー煎れに行ったし(笑)
…やっぱりヘタレ(笑)
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