居眠り💤

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~女の子目線~   「ありがとな…」 彼は、私にそう言って、私の頭を優しく撫でて くれた。 これって… 夢…だよね?? ・ ・ ・ 「……の…のあ… 乃愛、おい、 起きろよ!!」 彼の声で、 徐々に意識が、 鮮明になっていく。 でも…、まだ、 もう少し、寝ていたい。「ぅ~ん…。 まだ…、眠いよ…。」私は、彼に 今の気持ちを伝える。 すると、彼は、 「今日、 俺と二人で、 動物園に 行くんじゃ なかったのか?」 と言った。 そうだ…。 昨日、彼が私の家に 泊まったのも、 今日、二人で、 動物園に行くためだった…。 すっかり、 忘れてしまっていた。 私は、体を起こし、 一応、時計に目をやる。時刻は、 朝の7時半だった。 「ぉはよう~″」 私は、若干…、 眠い目をこすりながら、彼に言った。 すると、彼は、 「おはよう。」 と明るい挨拶を かえしてくれた。 彼は、続けて、 「あのさ… 俺、昨日、 シャワー 浴びてないからさ、 シャワー 浴びたいんだけど、 ちょっと、 風呂場、借りても いいか?」 と言った。 そう言われて 気がついたが、 私も、昨日は、 お風呂に入っていない。「いいよ。そのあと、 私も、 シャワー浴びるし…」私は、彼に、 風呂場を使うことを 許可した。 すると、彼は、 脱衣場に向かっていた 足を止め、 私の方を見ると、 「じゃあ…、 一緒に入るか…??」と彼は、言った。 「〃〃バカ!!〃〃〃」私は、恥ずかしさで、 顔を真っ赤にしながら、言った。さらに続けて、「それに、まだ、 朝じゃん。」 とつけたした。 すると、 彼は、 「じゃあ、 夜ならいいのか??」と、ニヤッと 悪戯っぽい笑顔を 浮かべて言った。 私は、冷静に、 「そう言う問題 じゃない…。」 と言い返した。 「それじゃあ、 風呂場、 借りるな。」 「うん。」 ・ ・ ・ そして、彼が、 先に、シャワーを浴び、それから、 私が、シャワーを 浴びて… 「用意、出来たか?」 「うん!!」 「朝飯は、 なんか、 どこか途中で、 買って食べるか…?」 「うん。」 「じゃあ、 行くか!」 「うん!!★」 こうして、 私達は、 動物園に 向かった。 End★
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