奇妙な男

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はぁっ?運命? なんだコイツ、私を口説きたいのか? それとも純粋すぎるバカなのか? とりあえず鬱陶しいから適当にかわしとこ。 「ははは。大袈裟だよ!……あ、購買行かなくちゃ!焼きそばパン売り切れちゃう!じゃあね。」 そう言って適当に話を切り上げて教室から出ようとした。 そのとき、後ろから声をかけられた。 織田「あ、話したいことがあるんだ!放課後、校門で待ってるから!」 その突然の申し出に教室を出ようとした私がチラッと織田を見ると、さっきまでのオドオドしたオタクではなく、何か企んでいる男の顔があった。 何故か恐怖感があり、しっかりと織田の顔を確認しないまま、私は教室から出て行った! …織田がかもし出していたその雰囲気から逃げ出したかった…のかもしれない…。
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