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ある日、チィがいつものように泣きながらウェイの所を訪れました
「どうしたんだい?
またいじめられたの?」
ウェイが優しく問い掛けるとチィが泣きながら頷きました
チィの泣き声が暗く冷たい森に小さく響き渡りました
「嫌われ者のボクなんていない方がいいんだ…
ボクに良い所なんて何もないんだ……」
それを聞いたウェイは言いました
「そんなことはない。
君にはたくさん良い所がある
チィはとても優しいじゃないか
他の動物達は私の外見を怖がり近付こうとしない…
なのにチィだけは違った…チィは私に外見を気にせず友達になってくれただろう?
それに その高く澄んだキレイな声は何度聞いても癒される」
それを聞いたチィは少し微笑み
「ありがとう。ボクはいつも君の言葉に救われているね」
と言いました
そしてウェイとチィはいつものようにたわい無い会話をしました。
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