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しずかにしろー、という宇野先生の声に、それまでざわめいていた生徒たちは静かになった。
「突然だが、今年からこの学校に来た奴がうちのクラスに入ることになった。皆、色々頼むぞ」
宇野先生がそう言うと、クラスはまた騒がしくなった。
「え？転校生？」
「マジか、面白そうだな」
「先生、そいつは男ですか、女ですか、オカマですか、あっ、もしかして………」
「永沼、お前暴走しすぎ。他の奴も落ち着け。無駄にテンション上げんな。俺は低血圧なんだよ」
宇野先生は、声を出しながら一旦教室を見回した。
そして続けた。
「転校生はかなりかわいい。おまえら、襲うんじゃねぇぞ」
ウオォー
特に男子から歓声が上がる。
「秋宮さんに加えてそんな子がうちのクラスに！？」
「バーカ、涼ちゃんにかなう人なんていないわよ」
「ちょと、優、何言ってるの！」
「こうしちゃおれん！すぐに盗撮の準備を！」
………前言撤回しようかな。このクラスはハジケてるよ。
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