竜紀と呼んでくれ

8/10
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
教室に入ったときには、すでにチャイムがなりおわり、先生が俺たちの帰りを待っていた。 「コラお前たちもう休み時間は終わってるぞ!」体育教師だからだろうか無駄に声がでかい。 怒ったときには特に… 他のクラスの奴等も数人ドアから首を出してチラチラ見ている。 恥ずかしい… 「特に竜紀!!!!始業式で居眠りとはいい度胸だな。だいだいお前はいつも先生に迷惑をかけて。コラ反省してるのか?」 「しょーがないですか。校長の話つまんないだから」 「まったくそういうところが高学年としての自覚がないな、いいから反省しろ」 「はいはいわかりましたよ。すいませんでした。」 「これからはシャッキとしろシャッキと」 「はい、わかりました」 「よろしい」 教室に入ると典子がそらみろ的な感じで見てくる。 いつのまにか入川も席についている。 先生実はバカなんじゃねーのふとそう思った。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!