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テーブルに座って
たけるとぼけたはテリウスと話しをしていた。
「たける、お前にしか出来ない技を教えてやる。
この技は谷川が使った技でな…谷川の居ない今ではお前にしか出来ない技なんだ…。
“魔界天架”(マカイテンカ)
と言う魔法だ。
この魔法は呪いにかかった者を解いたり、強力な幻術を破る魔法だ。
敵に放てばその威力は大きい、呪いにかかっていない者に放てばもろに喰らう。
この技はこれから戦う上で最も必要となる技なんだ。
なぜならこの国を動かしている女帝、カスミは闇のパワーストーンを所持しているからだ…」
――!!
たけるとぼけたが驚く。
「闇のパワーストーン!?」
テリウスが続けて話す。
「そうだ。闇のパワーストーンだ。正確には闇と光はパワーストーン単体ではなく、鍵となっている。中心にパワーストーンの小さな原石が埋め込まれていて、パワーストーン程の大きさではないが、その二つの鍵の威力は半端ないんだ…。
鍵は発動すると剣に変わる。
そしてその剣は“闇の霊剣”と呼ばれている」
テリウスは額にしわをよせて険しい顔をしている。
たけるもぼけたもゴクリと息を呑んだ。
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