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『いいか、もし敵が複数の技で攻撃して来たらとりあえず落ち着け。複数の攻撃は目くらましさ、本当の攻撃はそれに気を取られてる隙にしてくる。だから待つんだ。
“お前のタイミングを”
もしそれが闇魔法ならば魔によって封印出来る。
敵が一番に魔力を高めた時がその時だ』
たけるは見逃さなかった。
――“その時”を。
「この一撃で…しまったベア!!」
どす黒い風がたけるに放たれようとしていた。
「封印魔法、“魔封印”」
「何!?ぐあぁぁぁ!!」
幻熊は魔法を放つ前に強力なその魔法は封印された。
地面に倒れる幻熊。
「敵わないベア…」
幻熊はゆっくり起き上がり、呟いた。
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