†26『戦場の涙』

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テリウスが心の平和を取り戻した矢先、、 谷川と国王ガウスが走って三人の居る丘へ来た。 「みんなよく聞いてくれ、ウォーネスト軍が国境付近まで来ているようだ!」 谷川に続き国王ガウスも状況を伝える。 「ウォーネスト軍が総攻撃を仕掛けて来た、王都の者は皆、東部のアイシスの街まで非難している…これより親衛隊は紅の一員として戦いに出る、 健介、テリウス、ランを健介班。 アンディ、セイラ、エビルをアンディ班とする。 皆、班長の指示はよく聞くように」 こうして二つの班は決まった。 オレンジ髪で体力のあるアンディ、その隣には桃色の髪の少女セイラ、そして口数の少ない紅髪の少年エビル。 黒い短髪のリーダー的存在の谷川、まだぎこちないながらも人一倍仲間を想う茶髪の少年テリウス 、体力が余りないが何かと心配してくれる女子のような少年ラン。 二つの班はそれぞれ三人ずつで構成され、班の名前がその班のリーダーとなった。 また国王ガウスは後に二代目国王となる、息子ダオラスと二人で後に“終焉の地”と呼ばれるようになる“黄昏れの荒野”へと主力部隊と共に向かった。 子供達の班はウォーネスト帝国との間にまたがる深緑の森を東部と西部に分かれて敵に向かい撃つ事になった。 谷川達の居る健介班は森の東部を、アンディ達の居るアンディ班は森の西部の担当に割り当てられた。 ノイラント王国 VSウォーネスト帝国 第一次魔界大戦が幕を開けた。
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