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「す、凄い酔ってます!うぅぅおおぉぉえ゛ぇぇっ!!」
俺は酒だけでなく乗り物酔いも激しいらしく、全力で吐いてしまった…。
観覧車の中は世界が変わった。
「レ…レイラさん?」
もの凄いレイラさんから強力な魔力を感じた俺…。
やっちまった…。
***
「父さん、今頃ぼけた先生告白中かな?上手くいくといいけど」
「たけるがサポートしたんだ、きっと上手くいくさ」
自販機で買ったジュースを開けてゴクゴク飲む父さん。
「今、あの辺りかな?」
オレと父さんは観覧車を見つめる。
すると…。
ひとつの観覧車が破壊され凄い魔力を持った光線に『ぎゃあぁー!』とぶっ飛ばされたぼけた先生が見えた…。
父さんは口に含んだジュースを吹き出し。
オレはア然と立っていた。
「父さん観覧車ってあんな絶叫マシーンだったっけ?」
「ゴッホゴッホッ…違うと思うぜ…」
こうしてぼけた先生の恋は
“吐いて”“儚く”
終わったらしい…。
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