問題編3

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「脱出する方法ならあるさ」 黒田が言った。 全員がその発言に興味を持つ。唯一の突破口かもしれないのだ。 「犯人を見つけるのさ。犯人は帰る手段くらい考えてるはずだからね」 黒田は軽く言った。 「確かにそうだ。そうなんだが…どうやって犯人を特定するんだ?」 小笠原が呆れたように言った。 「大丈夫、絶対俺が見つけだす。宣戦布告したろ?」 黒田は自信満々だった。その自信に、周りは少し安心した。
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