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そんな生活じゃ体が保つはずがない
痩せていったはずなのに、体の動きは鈍くなる一方だった
僕は怖くなった
“まだ痩せなきゃ…もっと体力をつけなきゃ…”
少しずつ、僕の思考はズレていった
部活の後に社会人チームに練習に行くようになる
ご飯も少し減らし、寝る間を惜しんで勉強
とことん自分を追い詰めた
母親は努力する僕に嬉しそうに励ましてくれた
父親は僕を見なかった
誰一人、気付くことはなかった
僕が段々壊れていくことに…
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