患う

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高2の春 だいぶ体重が落ちた頃、途端に体重が減らなくなった どんなに運動しても、どんなに勉強しても、減らない 顧問や周りは 「痩せて引き締まったな」 などと褒めてくれたのに、何故か納得がいかなかった “まだだ。自分はまだ出来る” 痩せる=成功の結果 どんなに頑張ってもその姿に気付く人はいない 眼に見える形を造らなきゃ、無意味でしょう? ズレた思考は、大きな歪みを修正することはなかった この頃には出来なくなっていたのかな だって、みんな褒めてくれる 羨ましがってる 自己陶酔から抜け出せなかった
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