第一話

2/13
前へ
/17ページ
次へ
今日もいつもと変わらずジープに乗り森の中の道を走り抜ける三蔵一行たが、今日はまだ妖怪の襲撃を受けていないのになんだかお疲れ気味 すると悟空が口を開く 悟空「あのさ、三蔵…」 三蔵「なんだ?飯ならねぇぞ」 お決まりのパターンを言う三蔵の言葉に首を横に振る悟空 悟空「ちげぇよ、なんか最近変な夢見るんだよ俺」 悟空の言葉に三人は夢?と言い八戒は今運転中なので八戒以外の二人は悟空を見る 悟空「うん、なんかその夢さ変なんだよ 真っ暗の中に立ってたら急に声が聞こえて何度も"助けてっ…"って言ってんだよ」 すると悟浄が驚いたように目を見開き小さな声で言った 悟浄「…その夢俺も見た事あるわ」 悟空が隣でえぇ!?と物凄く驚いていると八戒が苦笑をしながら口を開き 八戒「あの…、僕もその夢見た事ありますよ?」 悟浄と悟空が驚いていると八戒が三蔵の方を横目で見て三蔵はどうなんですか?と聞くと暫く無言になり煙草を取り出し口にくわえ火を付け煙草の煙りを吐くと口を開き小さい声で見たと言うと悟空は目を輝かせた 悟空「これって凄くね!?」 八戒「確かにそうですけど、明らかにおかしくないですか?」 悟空はそうかなぁと呟くも他の二人は悟空のように馬鹿ではないので確かにと言い 悟浄「てか、なんでヤローと同じ夢見なきゃいけないのさ」 ハァ…とため息をつき煙草を吸おうとするもちょうどそれが最後の一本らしくぐしゃっと煙草の箱を潰した ・
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加