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周りの視線が痛い。
妙に殺気を放っている。
「・・・俺も帰るか」
この雰囲気に耐えられない。
「もう帰るの?じゃあ私も片付けてくるね♪」
「・・・俺と一緒に帰るつもりなのか?」
「えっ?そうだけど・・・」
そんなことを聞かれるとは思ってなかったのか、驚いた素振りを見せる。
「天野君・・・私と帰るの嫌?」
涙目&上目遣いで聞いてくる。
「ずるい」
ぼそりと呟く。
そんな目で見られたら断れる分けがないじゃん。
「別に嫌じゃない」
「ほんと?」
ぱぁっと笑顔になる。
・・・生きて帰れるのか?
周りの殺気が・・・ねぇ・・・
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