雑草

2/6
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
--勉強意味わかんねー!!やる気ねぇ・・・ 太陽の光が弱くなりだし、次第に空気が冷たくなる。 僕は友達の竹ちゃんと家の近くの公園で遊んでいた。 この公園にはブランコと滑り台がある。しかし遊具はそれだけで、後は雑草が自由に背伸びをする原っぱしかない。 僕と竹ちゃんはさっきまで原っぱでキャッチボールをしていたが、それも飽きて今はブランコでお互いにボーっと座っているだけである。 「なぁ・・・竹ちゃん」 僕は沈黙が嫌いだ。お互いに何も喋らず空気が重くなってゆくあの感じが大嫌いだ。だから竹ちゃんに声をかけたが、竹ちゃんはダルそうな顔をしている。そんな顔が少し寂しかった。 「なんだよ・・・」 さっきのキャッチボールで疲れたのかな・・・ 僕はそう思いながら困った。話かけたのは良いけどそっから先は何も考えていなかったのである。 ・・・どうしたものか!!
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!