第二章

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ヴァイオリンを弾いている少女の後ろにまわり、姿勢を直してやろうとしたときだった 髪をまとめていた蝶の髪飾りが落ちて、美しい亜麻色の髪が扇のように広がった 彼は胸が高鳴るのを感じ、遠い昔に忘れさっていた甘酸っぱい気持ちを思い出した まさか、と彼は思った
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