第二章:本当にすべき事

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~次の日~ 宿屋から出て二人は石碑の近くでノイズから貰った地図をみて悩んでいた。 シエル 「…この後どうしようね。」 シュリは悩んでいたシエルを見て、この間見た夢を思い出す。 ―世界樹の祠 シュリ 「………ねぇ、シエル。」 シエル 「ん?」 シュリ 「私、行きたいところが…………―」 リル 「やっほぉー」 シュリの言葉を遮る様にリルは二人の前に現れた。 シエル 「リ…リルちゃん!?」 シュリ 「…………」 リル 「あんたたち、こんなとこにいたんだねぇ…。探したじゃん!」 リルは頬を膨らませる。 シエル 「………?僕たちを探してたの?」 リル 「そ。あたしも着いてこうと思って。」 二人は首を傾げる。 シエル 「着いてくって…」 シュリ 「どこによ?」 リルは予想外の返事にガックリする。 リル 「ど…どこにって…、普通返さないでしょ…。そんな台詞…」 シエル 「まさかとは思うけど…、旅に?」 リル 「それ以外なにがあるのよ!」 シエルは驚いた。 シエル 「き…危険だよ!?魔物とかとも戦う事にもなるし…」 リル 「馬鹿にしてんの?リルちゃん、言っとくけど強いよぉ???あんたなんて目じゃないね。」 リルは小バカにしたような笑顔でいう。 シエル 「イラッ」
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