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シュリは頷く。
シュリ
「八属性の精霊を従えしとき、世界樹の祠への道開かれる」
シエル
「…そう言われたの?」
シュリは無言で頷いた。
シエル
「精霊…か。」
シエルは考え込む。
リル
「…まぁさ、たってても何も答え出ないし、とりあえず行こうよ………」
男
「おい」
後ろから声がした。
シエルたちは振り向いた。
シエル
「?」
男
「なんでお前が外に出てんだよ。外出禁止令出されてんだろ?」
男はリルに軽蔑するような目を向けて言った。
リル
「…………」
男
「約束が守れねぇなら出てけよ。街からよ!俺らまで“あいつら”に捕まったららちがあかねぇしな!」
男はリルに向かって指をさした。
リルは顔をそむける。
シエル
「外出禁止令…って、なにそれ。」
シュリ
「………あいつら?」
男
「………?誰だよ。お前ら。見ねぇ顔だな。まぁ知らないなら教えてやるけどな、こいつ、アルファビアの………―「ウザイ!!!!!」」
リルは男の言葉を遮った。
シエル
「!?」
リル
「………ウザいよ…。出てくんだからいいでしょ、別に。」
男は少しリルに驚いたのか、ビクビクしながら後ずさる。
男
「……は…はん。よくわかってんじゃねぇか。あばよ。これでビクビクせずに過ごせるぜ。」
男は走って逃げていった。
シエル
「………リ…リルちゃん?大丈夫?」
俯くリルをシエルが心配する。
シュリ
(まだこんなにちいさいのに…)
リル
「だ…大丈夫大丈夫~!気にしてないし?ほら、行こ?あ、さっきの気にしなくていいから!」
そういうとリルは走り出した。
シエル
「………リルちゃん?」
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